ここに「正義」とは何か、という普遍的な問題が顔を覗かせています。戦争という過酷な運命に苦しめられた人びとの姿を後世に伝えることは、上司の指示に従う以上の「正義」であると信じた人がいたのです。そのことが、今の私たちにかけがえのない教訓となっていると感じます。