いまさらジェノサイドを繰り返すイスラエルに対して停戦要請をしたところで、これまでイスラエルに対して連帯を示し、そのイスラエルが防衛権などと称して無差別な殺りくを行なうことを支持してきた事実はなくならないし、そのことによって失われた数多くの命も帰ってこない。
こうしたジェノサイドに対する第一義的な責任は、イスラエルという国、その意思決定者たるネタニヤフ首相をはじめとする政府関係者、イスラエル軍(IDF)関係者、およびそれを選択・支持して支えてきたイスラエル国民・有権者であるが、それを国として、組織として、あるいは個人として支えてきた者たちもまた共同の責任を負っている。さらに、このイスラエル〔人〕の蛮行に対して無関心を装い(というのも、世界中のほとんどすべての地域でイスラエルによるパレスチナ人に対するジェノサイドについての情報にまったく接しないなんてことは考えられないから)何の声をあげてこなかった者もまた、後世にその責任を追求されることになるだろう。