@PYU224
ガチハードで構築するなら、中古のラックマウントサーバーを検討してはどうでしょうか?
そこにハイパーバイザーやKVM等の仮想化基盤を構築すれば、インスタンスの管理も容易です。
(HPE DL360p Gen8の場合)
・高性能
・24枚のRDIMMメモリモジュールを取り付け可能。
・2つのCPUソケットによるSMP(XeonのみSMP対応)
・ハードウェアRAID搭載(RAID0/1/5/6/10)
・高可用性
・冗長化電源
・ハードウェアRAID5/6による高可用性ストレージ
・冗長化ファン
・管理ユーティリティ
・ICMP機能(iLO4)による電源断/POST前マシンの遠隔での監視や操作、ハードウェア異常の検知と通知
・内蔵ツールによるRAID設定やファームウェアアップデート、故障診断など。フリーズしても遠隔からトラブルシュート可能
・安価
・ラックマウントサーバー、及びそれ専用のパーツ(ECC RDIMMモジュールなど)の中古品は安価
・2枚のCPU、24枚のDIMMに対応するため、安いパーツで高性能が手に入る(6C12Tx2、4GBx8 など)
EOLを迎えるとリプレースによる廃棄品が多く中古市場に出回りますが、商用ではサポート切れのハードなど使えたものではありません。そして一般消費者にとってはそもそもラックマウントサーバーは需要がありません。
EOLを迎えたラックマウントサーバーは誰も欲しがらないため、新品では高価ですが中古品は性能辺りの価格がPCやワークステーション・タワー型サーバーに比べてとても安いです。これは本体に限らずECC-RDIMMメモリにも言えます。
一般消費者にとっては使いづらいと書いたものの、それは使い方次第です。PCと異なるのは以下の点です。
・置き方
平べったく大きいため、置き方には工夫が必要。必ずしも19インチラックは必要無く、DIYで設置している人も多い
・騒音
静音性はあまり考慮されていないが、冷却プロファイルを変更する事でわりと静かになる。
薄っぺらい筐体に8個の小型ファンを搭載できるため、最大出力だと離陸できそうな轟音が轟く。
・排熱
PCに比べると排熱が大きい気がする。電力プロファイルの変更で変わるか?
・起動時間
POSTに時間がかかるため(1~5分)PCには使えない。あくまでサーバー。
・操作性
機能が豊富なのでマニュアル必至。HPEは公式サイトから落とせたはず。サポート無しの中古品を活用するには、それなりの基礎知識は必要。
自作PCでサーバーを作るよりは使いやすい(RAIDの設定などが内蔵ツールで可能)
・ライセンス
管理ツールの機能解放にライセンスが必要なモデルがある。DL360p Gen8の場合はiLOに機能制限がかかる。POST後にリモート操作機能やisoのリモートマウント機能が使えなかったりする
個人でもネットショッピングで購入可能ではある模様
個人的に大きなメリットだと思うのは冗長化電源です。お家なのでサーバーを移動させたいとか、暖房機を動かしたらブレーカーが落ちたなど、いろいろあると思います。
2本のケーブルを交互に繋ぎ変える事で稼働させたままサーバーを移動可能です。普段は2系統をそれぞれ別のブレーカー配下に接続すれば、過電流によるブレーカー断の影響を避けやすくなります(UPSがあれば望ましい)
ヤフオク見たら結構安い気がします。
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch?p=dl360p+%28gen8+g8%29&va=dl360p&vo=gen8+g8&b=1&n=100
https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch?p=dl380+%28gen9+g9%29&va=dl380&vo=gen9+g9&b=1&n=100
予算があればGen9の方が良いですかね。Gen8はUEFIを搭載していないため将来性が低いです。また内蔵ツールの使い勝手もGen9の方が良い。
またDL360は1Uですが、DL380は2Uなのでこちらの方が良い気がします。ファンの経が約2倍あるので、静音性が期待できます。あとディスクいっぱい積める(構成次第だが)。
#サーバー #ラックマウントサーバー #自宅サーバー
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