さっきNHKの #映像の世紀 で環境破壊の歴史として、ロサンゼルスの話をとりあげ、充実した鉄道網のあったLAで、自動車会社が鉄道を買収して廃線にすることで自動車を普及させたという話をしていましたが、これは「神話」であって本当ではないといいます。まあLAの電車が見られたのは嬉しかったですが。
自動車会社(主にGM)が、電車を買収して廃線にしてバスに置き換え、自社の自動車を売り込んだという話の元ネタは、スネルという人の本ですが、これはなんと意外にも邦語訳されています。アメリカ鉄道史の本なんて、日本ではほとんどないのに。
スネル報告書の怪しさは、日本でのインターアーバンはじめアメリカ鉄道史のたぶん一番詳しいサイトを作成された、湯川創太郎先生が論じておられます。