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佐々木将人 (sasakimasatohkd@a.lufimianet.jp)'s status on Sunday, 05-Nov-2023 07:09:41 JST佐々木将人 日本の出版状況について統計取ってみると、巷間言われているような状況とは違う光景が見えると思うんですよ。
まず出版点数で見ると、 http://www.garbagenews.net/archives/1885090.html によれば、雑誌と書籍ではっきりと違っていて、雑誌については終戦直後の1947年がピークで1953年にはその1/6になり、2005年には再度ピークを迎えるものの1947年の6割程度で、それが再度3割程度まで落ち込んでいるのに対し、書籍は1948年にピーク1953年に落ち込むところまでは一緒なんだけど、そこからは順調に伸び続け1977年に1948年を超えた後2013年にピークが来て、その後はちょっと減っているけど、それでも1948年の2倍半はある状況。
なもんで情報量としてはそんな減ってはいないんです。
ところがこれが販売額となると https://shuppankagaku.com/statistics/japan/ によれば1996年にピークを迎えたあと、漸減。とはいえ1996年の7割程度だしここ10年くらいは横ばいという感じなわけ。
そうすると「出版点数の伸びが販売額の伸びにはつながってないし、逆に出版点数の縮みが思うほど販売額の縮みにもなっていない」って状況が読めちゃうんですよ。
これ世界の統計と組み合わせるともっとおもしろいことがわかりそうな予感がする。