『零號琴』というSFの表紙は文庫(2021年)と単行本(2018年)でだいぶ雰囲気が違っていて、内容を伝えるという点では明らかに文庫版のほうが分かりやすい。ポップな印象も作品と合っている。しかし表紙が内容を伝えすぎると、ネタバレっぽくなってしまうという難点もあるかもしれない。(単行本のほうも、読んでからなら、あのシーンかなという想像がつく程度に内容の一部を表してはいる。)