この廃液による被曝事故の件でもう一点気になっているのは、下記の読売の第一報の見出しに見られるように、報道が東電の発表のおかしさにまったく気づかず、被害を小さく感じさせる方向にそのまま報道を垂れ流していることです。
結果的に数リットル以上と判明しましたが、東電当初発表の100ミリリットルで5ミリシーベルトの被曝というのは、ギョッとする話で、それ以上の影響の可能性や、管理に深刻な問題があったことを疑うべき量だと思います。
これが「ギョッとする程度」ということさえ、記者は認識できていなかったということになります。
私は、まず廃液の内容を疑いましたし、もしかすると液体でさえなく、高濃度放射性廃棄物の塊が直撃したのではないか、とさえ思いました。
福島第一原発で作業員5人に放射性物質含む洗浄水かかる、飛散は少量で内部被曝なし
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231025-OYT1T50242/