Ecosia (エコジア)とはドイツのベルリンの企業が提供する検索エンジン。Ecosiaは80%以上の利益を植林・森林再生活動を行う非営利団体に寄付している。Ecosiaは自身をソーシャル・ビジネスでありカーボンネガティブと考えており、Ecosiaは財政の透明性を主張し(定期的に財政レポートを公開している)、ユーザーのプライバシーを保護し、アメリカのB Labに認証されたベネフィットコーポレーションである。
検索エンジン
Ecosiaの創立当初はYahoo!検索の検索結果と、Bing、Wikipediaの技術を組み合わせて検索結果を表示していた。広告に関しては、EcosiaとYahoo!の利益共有の合意の一部としてYahoo!によって提供されていた。
現在、Ecosiaの検索結果はBingによって提供されており、Bingから得た検索結果をEcosia自身のアルゴリズムによって強化している。Ecosiaは現在スマートフォン(アンドロイド、iOS)、PC(Windows、Mac)上で動作するブラウザ・モバイルアプリとしても利用可能である。2019年現在、Googleの検索結果も確認したい場合、Ecosiaの検索バーに「#g」と検索語句を入力することでGoogleの検索結果を表示することができる。
2018年には、Ecosiaはユーザーのプライバシーを守る検索エンジンになることを約束した。ユーザーの検索は暗号化され、保存は一時的にのみ行い、ユーザーのデータはサードパーティの広告会社に販売されることはないとしている。Ecosiaはプライバシーポリシーにて検索履歴に基づくユーザープロフィールを作成しないし、Ecosiaが(Google Analyticsのような)外部のトラッキングツールを使用することもないとした。
Ecosiaは検索結果の隣に広告を表示しているが、ユーザーがスポンサードリンクを通じて広告元を参照したときにパートナーがEcosiaに料金を支払う仕組みとなっている。EcosiaのFAQによれば、Ecosiaで一度検索をすると、平均でおよそ0.5ユーロセント(0.005 EUR)の利益が発生する。1本の木を植えるには22ユーロセント掛かるので…