あ、これ記事が公開されていたんですね。NHKカルチャーでの対談についての周司あきらさんのまとめです。
個人的にはひたすら「解像度」を上げていこうみたいな発想にはそろそろ限界があるよ、と言うところに割とポイントがあったのですが、伝わったでしょうか。
あと、これは原稿を拝見した段階でお伝えしてあるのですが、「男や女であるとはどういうことかっていうのを最前線で更新しているのは、フェミニズムのなかでのトランスの人たちの重要な貢献」と言う高井さんのご発言は、アクティヴィズムとしてはありかもしれないと思いますが、私はフェミニズム理論の研究者なのでこの表現はあまり正確ではないように思います。
「男や女であるとはどう言うことかを最前線で更新してきた/いる」人々の中には、もちろんトランスやノンバイナリーの人も含まれていますが、あちこちでインターセクシュアリティについてお話してきたように、例えば人種的マイノリティの、障がい者の、あるいはブッチやフェムのシス女性たちもまた、ある意味では「最前線」で「女/男であること」を更新してきた、と思うからです。