『50年以上にわたるイスラエルの「土地の没収、不法入植、土地収奪という冷酷な政策と、横行する差別」や、平和的な抵抗運動を行う人をスナイパーで射撃するような武力弾圧が続いてきた末のことであった。国際的批判の中でこのようなことがまかり通ってきたのは米国と欧州諸国がそれを可能にしたからだ。これらの国々はいったい「ホロコースト」と「アパルトヘイト」から何を学んだのか。』
『侵略側による比較にならない規模の暴力を長年放置してきた者たちが、弱者の決死の抵抗があったときだけ突然に注目して「テロリスト」と呼び、抑圧側を被害者のように仕立て、何倍もの力で報復することを容認するのは、巨悪に加担するダブルスタンダードではないか。これこそ「帝国主義的平和主義」という偽善である。』