戦時中ニセ札を製造していた登戸研究所 今も残る秘密戦の史料(Impress Watch)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/topic/1537111.html
良記事かと。明治大学平和教育登戸研究所資料館を取材したもの。
陸軍登戸研究所については、当初注目が集まった毒ガス研究は実は中心ではなかった(むしろ超短波による「怪力光線」や、毒物・生物兵器研究、ニセ札印刷などに注力)など、研究の進展がうかがえる。
「陸軍が戦犯追及を恐れて文書を焼却処分して」しまったが故の難しさだが、新たな文書の発見によってわかってきたこともあるとのこと。
「登戸研究所では大きなプロジェクトの始めと終わりで宴会をやる」ため、元所員の日記などから飲み会の日付が分かると、そこからプロジェクト期間を推定できる、という話がすごい。
インタビューに応えた、明治大学の山田朗教授・館長の退職が3年半後に迫っている、というのがちょっと心配。今後も引き続き資料館として維持され、研究が進展することを祈るばかり。