ガザ病院爆撃死傷者多数の件、イスラエルがパレスチナへの大規模報復を宣告した時点で、これまでのイスラエルのやりかたを少しでもみていれば、これくらいのことが起きるのは当然予測されたことだと思うのですが、欧米はそれをわかった上で、イスラエルの報復を全面支持していたのではないのでしょうか、と逆に不思議になります。
地上侵攻すれば、もっと凄惨な事態になることは確実で、それに対する強い反動まで分かった上で、イスラエルに自制を求めていないのだとばかり思っていましたが。
中東だけでなく、かつての被植民地地域も、直接のリアクションはなくとも欧米に対する嫌悪感は強まるのではないかという気はします。
だいたいイスラエル建国のきっかけとなったホロコーストが起きたのはヨーロッパであり、アラブがユダヤ人を絶滅させようとしたわけでもないのですから、ここでも欧米の起こしたトラブルをなぜ被植民側が後始末させられねばならないのだ、という構造は気候変動等と共通します。