あれこれTwitterを検索していたら
自分が昔書いた未来生物ネタが出てきたので貼ってみる
「現在」の南極大陸は、大陸移動によって周極流の支配からは逃れ、氷河期を終わらせたものの、未だに他の大陸から孤立した新天地である
植生の多くはかつて人間が偶発的に持ち込んだ外来種を起源とし、藪程度の森林や広大なステップを形成するに至っている
ここでは地上生物はあまり多くない。アザラシのような姿になり、海岸近くに寝そべっているコウテイペンギンの子孫以外は、ジェンツーペンギンから進化した地上性鳥類と、それを狙う海鳥起源の大型飛行鳥類が殆どだ(中略)特筆すべきはその淡水生態系であり、他の地域にはない独特の生物相を有する
高山の多い環境と、氷河が解け潤沢な水、数多くの湖が点在する現在の南極大陸は、川や湖伝いに植物が繁茂し、小規模な河畔林を延々と形成している。いわばステップの中のオアシスである
水中の植物はコケボウズを祖先とする藻類が殆どであり、爆発的に分化を遂げた藻類にはもはや水草のような種もいる
そういった河畔林と特殊化した藻類の間を縫うように泳ぐのが、ノトセニア亜目の生き残り、正確にはボウズハゲギスから分化したネオノトセニア類である
Embed Notice
HTML Code
Corresponding Notice
- Embed this notice
Yoshitugu Tuduki (tsmoon56@fedibird.com)'s status on Monday, 16-Oct-2023 14:11:43 JST Yoshitugu Tuduki