あまり勉強してなくて恥ずかしいのだけど、20世紀初頭の時点で、あるユダヤ人がユダヤナショナリズムの観点からロシア帝国の体制打倒を支持していて、自分が使える資産や人脈を使ってロシアと軍事的に対決する新興国(日本)を支援する、というのは可能性としてはあり得る。
これはちゃんと評価しておく必要があるんだけど、そこから「何もかもがユダヤ人の陰謀」「ユダヤ資本主義おそるべし」みたいな話になると当然おかしくなる。
昼から話題になっている外務省だか何だかの人のエッセイも、「アメリカにおいてマイノリティである日本人が同じくマイノリティであるユダヤ人と協働しうる」という、ある意味当たり前の話を欠いているので、そこにユダヤ人、というアイコンの過剰な意味を読み込む必要は全然ない、というか、そんなことをしたら間違うと思う。