このPodcastは面白かった。
トランスを含めてジェンダーについての気楽にアクセスできる議論で、あ〜それだよ!と思うことは、実はそんなに多くない。というか、もう基本的にこういうメディアではトランスフォビアやクィア・バッシングがどう作用しているか、それにどう対抗するかの議論でもうみんないっぱいな感じが何年か続いている。それはとても重要だしいつも参考になるけど、こういう、明確にフェミニズムやクィアの議論の延長線上にあり、けれども一見したところ文脈によっては「反差別」言説がとりあえずの前提として提示しているのとは必ずしも一致しないと思えるかもしれない議論(言葉だの論理だのレトリックだの)というのが、私はやっぱり好きだし、聞いていて楽しい。
…と思いながら聞いていて、途中で、そっかジェネレーション同じなのね、と気がついた。SOGIを「生得的」であるという説明は簡単だから私も啓発的な場ではつい使ってしまうこともあるけれど、そもそもそれ自体意味分からないって話は昔から結構あったしみんなさんざんしたよね〜、みたいなジェネレーション。
https://www.nytimes.com/2023/10/10/opinion/ezra-klein-podcast-masha-gessen-oct-2023.html