数ヶ月前に見かけた民報か民友の記事で、双葉郡の移住してきた女性と知事が対話をした、という短い記事のなかで、50代後半か60代かの移住女性が、「双葉郡にはネイルサロンがない、いくつになっても美しくいたい女心をわかって」と知事に言った、という内容が掲載されていました。
確かに双葉郡は女性比率が少ないこともあって、基礎化粧品であったりの入手もいわきまでこないと選択の余地がない、という話も聞きますし、そうしたご要望はあるだろうとは思います。
ただ、ほかにも話題はあっただろうに、そのなかで敢えてこの話だけを抜き出して全体の話をまとめてしまう記者のジェンダー意識(女性はこういうものだよね)と、それに笑顔で答える内堀知事や男性ばかりの為政者サイド(そっか、これが女性の声なんだな!)という図式を想像して、かなりげんなりした記憶があります。