いい記事なので、全文無料で読めるようにしました。
まちを出れば「無地の被災者」なのか 一晩漂流した一家7人はいま
https://digital.asahi.com/articles/ASR9V45C6R93UNHB008.html?ptoken=01HBMY7SJJRM5S97TJEYM9XK49
東日本大震災は、日本人のわずかに残っていた愛郷主義に火をつけたところがあると感じています。
それは一面、「ふるさとのよさを再発見」というよい側面があった一方、偏狭な排除主義を呼び込んだ側面もあります。
後者については、もはや人口減少で被災地でも全面的な衰退が免れなくなってきているいま、見直されるべきではないかと思います。
「被災地取材を続けてきた私にも、反省がある。復興過程の報道は、被災した自治体や地区のインフラがどう再建され、住民がどれだけ戻ったかに焦点をあてがちだ。まちを出た人たち一人一人のことは、十分とりあげてこなかったのではないか。」