「大学で哲学をやって仕事は事務員って、大学での学びはなんの役に立ったの?」と思われることもあります。
まず、事務にしてもなんにしても仕事をする上で業務それぞれの目的や手段を理解する上で、人文知の学びは非常に役に立ちます。
道具にしてもシステムにしても設計や開発、運用には思想があります。その概念を理解すると、業務をより理解できます。
また「わからなかったらまずは調べる」という研究や学習の基本姿勢が身に付いていると武器になります。これができない人も多いです。
業務ではさまざまな文章や連絡などを読みますが、人文知の基本リテラシーを身に付けるとそれらから要旨を掴み取る能力がつきますので、これも非常に役立ちます。
また何らかの仕事の説明をする際には抄録をつくる能力が役に立ちます。資料作り、新人教育、プレゼンなどなどで必要です。
最後に重要なことですが、人文知の学びで業務に必要な整理や理解の能力は身に付きますが、生来のコミュ障は治りません。
陽キャになることはあきらめて、陰キャとしてできること・したいことを追求しましょう。
QT: https://fedibird.com/@utan/111140368365156563 [参照]