よくよく考えると、欧州のように免税事業者がVATを請求できない制度下だと、免税になる小規模事業者は事業コストにかかるVATを一方的に支払うだけなのですよね。
仕入れが600万円のお店は大手なら控除できる90〜120万円のVATを払い捨てることになってしまう。
そう考えると免税事業者が消費税を請求でき、仕入税額控除で発注主も守る日本のシステムは事業の多様性を確保する先進的な制度でしたね。もうなくなりますけど。
これは予想ですが、あと何年かするとEUが「日本でかつて行っていた個人事業主と中小企業を守る制度」を復活させるかもしれませんね。