集落の区長として「地域共生研修会」なるものに動員されていた。おまけに、区長会の副会長だから開会の言葉を述べてくれと頼まれてもいた。19:30 から 21:00 ごろまで、地域のコミュニティ・プラザでの会合だ。
それで、仕方ないなあ面倒臭いなあと思いながら参加したのだが、どうしても通り一遍の「開会の言葉」を述べる気になれなかったので、のっけから喧嘩腰で、この手の研修会に対する疑問というか不信感を開陳した。
私の不信感を一言で言うと、「これから行政サービスが一段とショボくなっていくから、地域住民同士の共助で乗り切ってね」という行政の思惑に沿った御用住民運動じゃないの?ということだ。
現在既に集落住民の高齢化と過疎化によって自治会活動がままならなくなっているのに、そんなボランティア頼みで予算措置の伴わない共助の活動を期待されても無理ですよ。70歳代の老老共助なんか、絶対に10年は続かない。無理無理無理。正直ベースの話を聞きたい。
そういう事を開会の言葉で述べたのだが、予想に反して、参加者からも主催者からも好意的に受け止められた。
まあ、誰でも思うことだよね。