中国の海産物禁輸措置も、その引き金を引いた日本政府の汚染水処理に関する強硬な対応も、ある一つの方向を向いているように見えて嫌な気分だ。
その方向というのは端的に言えば経済のブロック化と外交関係の緊張、そして軍事産業セクターの拡大。
元を正せばバイデンの米国が中国の孤立化を狙う政策をとってる。日本と中国の関係が弱まるのは米国は歓迎こそすれ止める理由がない。
また、さらに遡ると2010年ごろからずっと米国は在日米軍の負担は減らすために日本の自衛隊と軍事産業には元気になってもらおうとしていた。
その構図に、ウクライナ戦争が加わり、ロシアとそれに近い国々が別の市場流通の流れを作るようになった。今のところ中国は様子見をしているが、ロシアとの経済関係は前より緊密になっている。
ここからは憶測だが、ロシアも中国と日本の経済協力が減るのを歓迎こそされ、反対などするわけもない。日本の海産物の代わりをロシアの漁業が埋めたとしても驚かない。
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okisayaka (okisayaka@mastouille.fr)'s status on Tuesday, 29-Aug-2023 18:59:45 JSTokisayaka