https://fedibird.com/@azusa_inoue/110949817720392328
https://fedibird.com/@azusa_inoue/110949842727639635
この話に対して「世代を再生産し継続する社会」という視点からの私見を述べるならば……
現世代だけを考えると、作者への対価が少なくなることは、確かに作者の生産環境を減じてしまう。
しかし、図書館を利用した「今は貧しい人達」が、安く学んだ知識・学識によって経済的に向上する事例が増えれば、いずれ社会に還元される富は増え、作家や作家の子孫にも、それは還元されるだろう。
つまり、著作物が図書館に収蔵され、「その時の収入が減る」ことは、将来の社会に対する納税のようなものだ、と考えることができる。
「作者」は、文字通り価値と富を作り出す能力を持っている。 その能力のうち、いくぶんかを、将来の社会へと渡す「適正な装置」として、図書館は在るのだろう。
なれば、図書館を利用することで、「後ろめたく思う」必要など無いのである。
税金で造られた道路を歩くとき、後ろめたさを感じる人がいないように。 [参照]