『違国日記』完結記念ヤマシタトモコが描く人と人は、分かり合えず、傷つき合い、打ちのめされることを繰り返す。それでもと垣根を超えようとして他者へと手を伸ばす愚直な登場人物の姿は、時にエンパワメントとして、時に社会への問いかけとして、人の心を駆動するメッセージへと展開する。最長期連載となった『違国日記』の完結に際して、これまでの鮮烈なマンガ表現の数々を振り返り、そのメッセージに応答していく一大特集。目次予定*【インタビュー】ヤマシタトモコ(聴き手=瀬戸夏子)【対談】ヤマシタトモコ+高野ひと深【エッセイ・談話】小林ゆう/桜庭一樹/瀬田なつき/高野麻衣/文月悠光【イラスト・マンガ】今井哲也/コナリミサト/紗久楽さわ/ダヨオ/ねむようこ/冬野梅子【論考】青本柚紀/石川優/いなだ易/岩川ありさ/陰山涼/木津毅/黒木萬代/向後恵里子/古怒田望人/いりや/近藤銀河/細馬宏通/三木那由他/水上文/横田祐美子【資料】山本文子+横井周子