処理水放出後に、政府はまた風評払拭安全キャンペーンを大々的に行う予定だと思いますが、まず行うべきはデータのしっかりとした採取と蓄積、透明性、ついでそれを前面に出て説明すべきは、政府です。
漁業関係者に都内に行かせてフェアと名付けて販促活動を行わせるとすると、2012年ー2013年の時期と同じようなことが起きることを危惧します。
そもそも、トリチウムについては、データがある程度蓄積するまでは、漁業者ご本人たちでさえも、確信を持って、人には説明はできないはずです。
そういう状況のときに、人に説明させるというのは、真面目な人であればあるほど、心理的に大きな負担になるものです。
ここ最近、福島の魚の安全性を自信を持って言えていたのは、これまでの蓄積によって、自分たち自身で「大丈夫だ」と確信を持てていたからです。
トリチウムであっても、やることにかんしては、セシウムと変わりません。
プロセスとしては、
・信頼のおける測定→データの蓄積整理→わかりやすく信頼のおける説明、しっかりとした情報公開
必須の要素としては、
・第三者による測定の検証
(IAEAではなく、漁業者や市民による検証)
・一連のプロセスへの透明性の確保
・情報アクセスへの公平性の確保