だから個々がブログなりZINEなりなんなりで私的な歴史を残していくことには、とても意義がある。本という媒体に限って言えば、もはや商業出版されるそれよりも後世では価値があるとも思っている。売れることが見込めなければ出版されない、それは裏を返せば「刊行されている本は売れるという目的のためになにかが損なわれている」ということでもある。