宇都宮芳賀ライトレール線(うつのみやはがライトレールせん)は、栃木県宇都宮市の宇都宮駅東口停留場から同県芳賀郡芳賀町の芳賀・高根沢工業団地停留場を結ぶ予定の宇都宮ライトレールのライトレール(LRT、軌道法適用)路線である。
路線データ
路線距離(営業キロ):全長14.6 kmうち、併用軌道約11.1 km(宇都宮駅東口 - 平石 / 清陵高校前 - グリーンスタジアム前 / ゆいの杜西 - 芳賀・高根沢工業団地)、専用軌道約3.5 km
軌間:1,067 mm
電圧:直流750 V
最急勾配:60 ‰(清陵高校前停留場付近)
最急曲線半径:25 m(宇都宮駅東口停留場付近)
駅数:19駅(起終点駅含む)
複線区間:全線
電化区間:全線
待避設備:2駅(平石・グリーンスタジアム前)(当初計画では4駅)
全線所要時分:約48分(開業時〈2023年8月26日〉時点)
車両基地:1箇所(新4号国道付近)
変電所:4箇所路線概要
鉄道より輸送力や設備を抑えた軌道路線の形態である、ライトレールの路線である。国土交通省が定義する次世代型路面電車システムを採用しており、宇都宮市が進める「ネットワーク型コンパクトシティ(NCC)」の街づくりにおいて、市域の東西を縦貫する鉄・軌道路線として「東西基幹公共交通」として位置付けられる路線である。既存路線の延伸、改良を伴わない全くの新規路線としてライトレールが建設されるのは日本初の事例であり、それまで路面電車が存在しなかった都市へ軌道法に基づいた路線が開通するのは1948年(昭和23年)の富山地方鉄道伏木線(現:万葉線高岡軌道線)以来となる。
全体整備区間として、宇都宮市区間の宇都宮市街地中心部西側の桜通り十文字交差点(宇都宮市桜2丁目)[地図]からJR宇都宮駅を経由して宇都宮テクノポリス(ゆいの杜地区)[…