核兵器での脅しを「肯定」した広島サミット 原爆の日に渦巻いた怒り:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASR864T8KR7WPTIL00G.html
「世界中の指導者は、核抑止論が破綻しているということを直視するべきだ」。6日の平和宣言で、広島市の松井一実市長は訴えた。
サミットを故郷の広島で見守った一人に、岸田首相と遠縁にあたるカナダ在住の被爆者サーロー節子さん(91)がいる。世界各地で核兵器廃絶を訴えてきた目に映ったのは、各国首脳の「核を手放したくない」という欲望と、それに忖度する岸田首相の姿だった。
8月6日を前に広島に里帰りし、首脳らが訪れた平和記念公園に立った。「苦しみながら亡くなった人たちが、この土地に眠っているのです。そこに集まって核抑止論を話すなんて、死者の魂と被爆者に対する冒涜です。私は、最後の一息まで核廃絶を求め続けます」