先週土曜日、武隈喜一さんの講演「ウクライナ戦争 日本のメディア報道の落とし穴と情報チェックの実践法」を聴いてきた。武隈さんはテレ朝の元報道局長で、現在はフリーのジャーナリストとしてテレビなどでロシア情勢を解説している。 講演する武隈喜一さん(筆者撮影) 日本にロシアが占領中のウクライナ領土を重ねてみた武隈さん作成の地図。この広大な面積にロシア軍がびっしりと地雷を敷設しているので、「反転攻勢」が一気に進まないのは当然。 講演の会場は早稲田大学戸山キャンパス。かつて革マルの暴力が吹き荒れた現場は夏の日差しの下で静かだった。 日本のメディアが最前線に記者を送らないなどの取材体制の問題から、大量のフェ…