以上は、ActivityPubの枠内で行われる仕組みについて説明したものですが、
サーバーはinboxに送られてきた新しい投稿が公開してもいいものだと判断したときに、
連合タイムラインという特別な仕組みを用意していて、そこでみんながみられるようにしたり、
同じサーバーのActorが発行した新規投稿のActivityを使って、ローカルタイムラインという仕組みを実現したり、
いろいろとActivityPubの仕組みには存在しない付加機能を提供しています。
サーバーはActorのコレクションを持っているので、他のActorを探す機能を提供することができます。
投稿のハッシュタグをコレクションして、ハッシュタグで投稿を一覧する機能を持たせたりもしています。
ActivityPubにはハッシュタグの共通の表現は用意されていますが、それをどう使うかについては定義されていません。
そのあたりは、ActivityPubで通信する個々のサーバーにより定義され、実装されています。
このActivityPubの規格外の部分は、各実装同士がお互いの機能を理解して、互換性をとる努力をすることで、相互のやりとりを実現しています。
かなり自由だけど、それなりに大変な世界です。