Twitter社はいつのまにか「X社」になり、そしてTwitterは「X」にブランドを変更した。
ブランド変更では会社からの公式アナウンスがあるのが普通なのだけど、今回はブランド変更に関わる筋道が通った説明はない。(なおヤッカリーノCEOは、いわゆるスーパーアプリ化のビジョンについてツイートしたが、それがブランドとどう関係するのかの説明はない)
アカウント"@X"を所有していたユーザーは、一方的に運営会社にアカウントを召し上げられた。交渉も補償もなし。
「筋道が通った説明がない」ということが、今のTwitter改め「X」を特徴付けている。非合理的な乱暴な話ばかりだ。
メディアの報道を見ても、Bloombergは「ロゴ変更は過去15年積み上げたブランド価値を毀損し非合理的」と書き、Platformerは「マスク氏はTwitterを破壊するため買収した」と書いた。米国では、ここ数年、テック企業に社会が不信の目を向ける事案が続いて、書き手も鍛えられている。
一方、日本のメディアは、非合理的な対象を語ることにまだ戸惑っている感あり。これからが本番かもしれないのだけれど。