神奈川県で精神障碍者のグループホームを開設しようとしたものの地域を挙げての反対運動が起こったためにグループホームの開設を断念せざるを得なかった事例があるが、この例からも分かる通りこの国では精神・知的障碍者は差別されても仕方ない存在にされている。他人を揶揄する目的で知的障碍者を表す「池沼」や障碍児を表す「ガイジ」といったネットスラングが使われていることに対して問題だと思っている人間が皆無なのもその傍証の一つ。
あの事件の犯人(彼の名前は後世に残すべきではないと思うので敢えて書かない)は決して特別な思想を持ったわけではないのだろう。今日たまたまついていたテレビでゴールデンタイムのバラエティー番組を見たのだが、その番組に「高齢者の集団自決」を煽った若手知識人が楽しそうに出演していた。「優生思想」丸出しの言説を吐いた彼が何一つペナルティーを受けることもなく未だに地上波テレビのゴールデンタイムに出演できるこの国で生きていれば、あの犯人のように「優生思想」に染まる人間がいても不思議じゃない。
「戦後最悪のヘイトクライム」であるこの事件に国を挙げて向き合い「優生思想は悪である」というメッセージを発することがこの国の為政者の責務ではないのか?「優生思想」から目を背け続ける限りこの国が良くなることは絶対にない。
Embed Notice
HTML Code
Corresponding Notice
- Embed this notice
bb_lemon@fedibird.com's status on Wednesday, 26-Jul-2023 18:03:06 JSTbb_lemon