自民党に投票するようなひとたちは、自民党に騙されているわけでもないし、ごまかされて錯誤させられているわけでもない。
自民党が実現できていないことや公約にしないこと(経済とか人権とか国際的プレゼンスの向上とか)は、自民党支持者にとってはどうでもいいことなんですよ。
自民党はしっかりと、外国人や女性や障がい者や性的少数者や経済弱者を差別していたぶることを推進して成功している。支持者はそこを評価して投票しているんです。「あいつらの泣き面が見られるのなら経済なんかどうでもいい」のですよ。
野党がだらしないから自民党支持、なのではない。
リベラルや左派が嫌われる理由があるとしたら、それは「経済について語らない」からではなく、自分たちの差別心を肯定してくれないからです。共産党や社民党は「生意気なフェミニスト」を懲らしめたり「悪いことばかりする外国人」をいじめたりしてくれないから、支持しないんです。
自民党が統一協会とズブズブであることも、自民党支持者にとってはまったくマイナスポイントにならないんですよ。むしろ、それのなにが悪いのかくらいにしかおもっていない。