(つづき)
とか言ってんの。最初、過疎地の自虐ジョークかなって思ったんだけど全員真顔でさ。言われた青年も粛然としちゃって。
「それが出来ないなら俺たちはアンタをウチのモンとしては認められないから」
とか言っちゃってんの。はあ、何言ってんだこのホシイモジジイはって。そもそも、なんでここが過疎化しているのか、なんで今こうやって若者を呼ぼうとしているのか、っていう理由事情を本当にこいつら理解してんのかな、って思って。ホントこれが文字通りムラ社会なんだなって思って深い深い溜息が出ちゃった。
結論をいうと「面接」は受かって「これで一安心ですね」とかなんとかケロッと言って番組コーナーは何事もなかったように終わってたんだけど、なんか根深い闇を感じたよね。『TRICK』に出てくる寒村とか迂闊に笑えないレベルで怖かった。