ブラウン神父シリーズ、短編を読めば読むほど、ミステリーとしてのトリックよりも、前半の風景や人物の描写が凝っていて気になる。さまざまな修辞を用いているだけでなく、人の心理と言動の細やかな点をも描いていてはっとさせる。どの作品でも冒頭の舞台設定や登場人物の造型の描写にかなり分量を割いているので、トリックよりもむしろそこを楽しむ作品なんだろうなという気がしてきた。
全然違うけど『アンデッドガール・マーダーファルス』を連想した(描かれている街や自然の風景や表現がやや似ているのかもしれない)。
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summercontrail(略して左近) (summercontrail@mstdn.jp)'s status on Thursday, 13-Jul-2023 22:14:46 JSTsummercontrail(略して左近)