最近あんまりラノベを読めなくなってるし大量に読んでたのは結構前になっちゃうので的外れかもしんないけど、かつて青春恋愛物が流行った時期があって、タイトルにキミとかボクとか使われがちだったため「君僕系」と呼ばれたりしていた作品群があった。これらはファミ通文庫やガガガ文庫でよく刊行され、ある種のレーベルカラーのように認識されていた。当時MF文庫J的なラブコメがラノベの主流と認知されていたこともあり、それらと一線を画した丁寧な文体で綴られる青春恋愛物の多くは「ラノベレーベルだけどラノベじゃないよね」などと誉めたつもりで誉めてねえ誉められかたをされていて、そんな反応を見る度に苦虫を噛み潰したような顔で見ていたものでした。そんなことを思い出した。