> この事案では、本訴被告である愛知県側のパトカーが赤信号進入にあたり、サイレンを鳴らしていたかが争点の一つであった。サイレンを鳴らしていなければ緊急自動車扱いされないからである。
被疑者でもあった運転手警察官は、事故翌日の実況見分でサイレンを鳴らしていたと主張した。
> 裁判所がバイナリデータを確認してデータが「整いすぎている」と疑問視したことから、裁判所に於いて愛知県側に人為的な消去等について釈明を求めたところ、愛知県側はサイレンを鳴らしていなかったと認めるに転じたという。
> バイナリデータに着目して人為的な消去を言い当てたのは裁判官その人のようである。
> 「音が周波数の異なる波の重ね合わせであること、中学ないし高校の物理や情報で学習するレベルの知識を使用したものとなり、法律家が有すべき一般教養の範囲といって差し支えない」とされている。
またも捜査機関の証拠改ざん事例 https://www.kanaoka-law.com/archives/1433