ドイツ公共放送のNDR北ドイツ放送のYoutubeを久しぶりに開けたら、40年前にあったヒトラーの日記贋作事件の詳細なリサーチが挙げられてた。1983年にStern誌が「その存在を知られていなかったヒトラーの日記を発見した。これで歴史が書き直されるだろう」と発表した時は騒然となったが、贋作だと分かってからは贋作者は「大手出版社を手玉に取ったすごい奴」的な扱いでテレビとかで引っ張りだこになったのだという。
しかし実際にその日記の内容はこれまでほとんど公開されてこなかった。古代ドイツ語で書かれた日記を入手し、AIの読解力によって4000ページ!にものぼる内容を調査。そこに描かれていたのは、ユダヤ人の虐殺もなく(ハンガリーにユダヤ人を移住させる、と)ホロコーストにも触れない、全く別のヒトラー像。そして贋作者の極右ネオナチシーンとの繋がりが判明すると、なぜどうしてこのようなヒトラーの日記が捏造されたのか、誰がコレを作って得をしたのか背景が紐解かれてくる。歴史修正主義者たちが利用したい「本当のヒトラー」の捏造。
#本日気になったドイツニュース
https://www.ndr.de/geschichte/tagebuecher/Gefaelschte-Hitler-Tagebuecher-So-gefaehrlich-war-der-Fake,hitlertagebuecher108.html
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berlinbau@mstdn.jp's status on Thursday, 06-Jul-2023 07:19:07 JSTberlinbau