@tenjuu99 @tomooda 引用されていた天重さんの記事「見果てぬ近代 2023年..」も合わせ、興味深くよみました。
企画展などのテーマが集客できる印象主義などの人気作家に偏ってしまうのは、個人的には大変残念なことです。しかし、人気作家の企画展でも、集まった人たちがつぎのステップへ進むきっかけになるような展示構成をつくるのも可能な気がするのですが、いかがでしょうか。
美術館から外れますが、博物館では「恐竜展」の集客力はすごいとききます。かなり前になりますが科博の恐竜展に行ってみたら、恐竜そのものよりも「鳥の起源」に関する複数の仮説がテーマで、専門家にもそれなりに刺激的な展示で、これはうまいなと思いました。いわゆる恐竜ではない鳥の祖先系統の学名を口にしている小学生や中学生たちをみて、そう実感しました。
美術館で作品そのものに触れるだけでも大きな価値があると思ってきましたが、その作品が生まれる背景にこれほど強烈な議論があることに触れることができ、本当によかったと思っています