こないだの杉田さん高井さんのイベントで、杉田さんが「男性学は撤退戦、トキシックな男性性を削り取っていく作業」「ただトキシックな男性性を削り取るともうそれは男じゃなくてただの人間になる」って言っていて、あっそうなんだ?!となったんだけど、フェミニズムだと単なる人間になる以外の方向性もあると思う。女性性が家父長制から押し付けられた/家父長制が人工的に作り出したものであることをフェミニズムは暴いてきたと思うけど、「今ある社会での女性性」に還元されない「女性であること」があるはず、という思考もフェミニズムにはあったはず。というか私はそれが結構好きで、なんか学術的な理解として正確かはわからないけど、イリガライとかを私はそういう理解の仕方をしていたな〜と。