トランスって「性別にこだわっている」とか「ステレオタイプを好む」とか言われがちだけど、私からするとむしろシスジェンダーのひとたちのほうが、いま生きているのとは異なる性別として生きる可能性の探究とか異なるジェンダー表現の模索とかをサボりがちだし、なんだかやけにその年代のその性別らしい格好や振る舞い、しゃべりかたを疑問もなく反復しているひとも多いように見えて、トランスジェンダーのひとたちよりよほど性別へのこだわりもステレオタイプへの偏愛も強いのでは、あんまりに強すぎてそれがあることにも気づけないだけなのではとよく感じたりします。もちろん個人差があって、いろいろ模索するシスのひともたくさん知っているけれど。