ザポリージャ原発の状況について、ウクライナ国営原子力企業エネルホアトムに問い合わせが多く来ているらしく、同社は先程からテレグラムで、同社社長のペトロ・コーチン氏Котін Петро Борисовичの談話を連投している。他の報道と合わせた同社のコメントの要点は;
・ザポリージャ原発は冷却水の水源としてノヴァ・カホフカダムがせき止めたドニプロ川の「カホフカ貯水湖」の水を使うので、設計段階から、その水位低下への対応を織り込んでいる。
・現状はその設計想定範囲内である。
・水位低下に対しては対応リストが作られている。
・2022年9月から原子炉は冷温停止状態で、冷却水の蒸発による目減りは無く、原発が持つ冷却水貯水池の水は十分にあり、今のところ継ぎ足しの必要は無い。
・たとえカホフカ貯水湖の水がスッカラカンになって、かつ冷却水の補給が必要になった場合には、そんな事もあろうかと用意してある井戸がある。
コーチン社長は原子炉工学が専門で、IAEAの仕事で他国の原発の安全査察もした人だそうじゃから、メンツにかけてもばくはつはさせないと信じてますのじゃ。