日本SFを読むことを基本的にやめたのは、瀬名野尻論争時におけるハードSF作家・自称コア読者層の選民思想があまりにも鼻持ちならなかったからだけれど、順調に答え合わせをしてくれましたね。
「迫害される我らこそ選ばれしもの」という発想は、確かスランの解説あたりで、「スランが受けたのは、『スランは自分達だ』とファンダムに感じさせたところだ」と書かれるぐらい共通していて、足下でバックラッシュの方が目立つところに、ちゃんと社会に向き合わなかったことのツケが来てますね。
佐高信が「松本清張の社会はミステリは、事実とは違うという逃げ道を作って追求しきれなくなるので、ドキュメンタリーに遥かに劣る」と書いていたのも、読んだ時は小うるさいこと言っているなと思ったけれど、これも痛い答え合わせ結果になってしまいましたね。
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