!politics  関連するかわかりませんが、サイファーパンクと無政府主義の話を思いついたので書きます。

以前の書評で、サイファーパンクの意味を少し理解できました。フリーソフトと同じで、社会運動なんです。

無政府主義とサイファーパンクの大きな違いは、私が思うに、影響力の行使の有無です。

サイファーパンクは、影響力を行使して、周囲の人間を導くことです。だから、インターネットに居続けるのです。本当に匿名だけがほしいならば、IT機器を捨てることです。自分の影響力を行使せず、私利私欲のためだけに行動するならば、それはサイファーパンクが抵抗する権力者と同じです。

無政府主義というのは、私利私欲のために反政府、匿名を利用しているだけじゃないかと思います。反社会的勢力がその典型ですね。本当に匿名がほしければ、IT機器を捨てて、洞窟に暮せばいいだけです。それをしないということは何を意味するか？

権力者にとって、影響力のない個人は恐くもなんともありませんから。いてもいなくても同じです。影響力を行使しないならば、インターネットで匿名を守ろうが、インターネットを捨てて洞窟にこもろうが違いありません。

この「影響力の行使」が違いだと思います。そういう意味で、Suji Yanは影響力を行使するのでサイファーパンクです。ジュリアン・アサンジとかも影響力を行使しています。無政府主義とは一線を画す存在です。どちらなのかを注意深く見極めます。