完全に私見ですが・・・
利点がある、というより、集団性の生物である部分が、ある意味「わざわいした」のではないかと・・・
シャチは、群れで生活する種ですが、この場合、所属集団重視度が強い方が、結束力が保てますし、意思の疎通も簡単です。脳が基本的に「省エネ」であろうとすることを思えば、手近な方が楽です。
こういう点では、群れ重視な方向性は、「間違っていない」わけですが・・・
他方、「群れから離れる」選択肢が常にあり、自身の群れへの志向と押したり引いたりしています。
この押し引きが、少し群れ志向に傾きすぎたのではないかと。
初めは、ちょっとした傾きであり、ほとんど偶然に近かったかもしれませんが、近親婚を繰り返すことで、その傾きが遺伝的に、そして「文化的」に強化されたのではないかと・・・
ただ、このまま集団が消滅するのか、それとも、どこかで盛り返すのかは、現段階では、まだ分からないような気もします。
人為的な現象ではないようですので、意外と「ゼロにはならない」ことも多いんですよね・・・(数が減っている時に食べ尽くされる、環境の悪化が起こる等がなければ)