人といい関係を続ける上で大事なことは、お互いを尊重し合うことである。打算的に長所を利用し合うのではなく、それぞれのいいところでもって弱い部分を補完し、様々な困難へと立ち向かう。コミュニケーションとは言わば等価交換のようなもので、そのような関係は、金銭面にせよ、能力面にせよ、遠く離れすぎているとなかなか成り立たない。フィクションのような身分を超えた友情や恋愛は、残念ながら現実的であるとは言えないだろう。 しかし、インターネットは表面上、それが可能であるかのように人を錯覚させる。自分の弱い部分を隠し、強い部分を誇示することで、現実世界ではまず引き合わないような人と関係性を持てたりする。長