EEAaO(エブエブ)はもともと「ADHD傾向のある主人公の気が逸れると並行宇宙に跳べる」というアイディアだったそうです。
はたしてこのアイディアを真っ当に実現できるだろうかと、ADHDについて調べ始めたDaniel Kwanが自分も当てはまることに気づき、病院で診断され、服薬を始めた経緯があります。
Kwanはこの映画で自分のカタルシス体験を作品で表現できただけでなく、他の人が自分の経験を語るきっかけになれたのを喜んでもいるそうです。(最近診断を受けた人や自らの傾向を疑っている人が、本作を観たときにあたかも自分の脳内で起こっていることみたい!と思った事例をちらほら聞いたらしい)
Kwanはまた、女性のADHDが見逃されてきた件にも言及しています。
https://www.salon.com/2022/04/17/everything-everywhere-all-at-once-daniels-adhd/