@pica_pica
私も似たようなことを考えていました。
本邦の少子化については、
国家の緩慢な自殺であり、かつ国家への緩慢な復讐、という印象を抱いています。
大なり小なり近代化を達成した国家であれば、国家と市民の間に社会(ソーシャル)や組合(ユニオン)のような中間領域を多数立ち上げ、国家と市民の癒着を阻む工夫がなされているはずです。
しかし本邦のような前近代国家では、国家と民が未分化で臣民として癒着しているため、国家に抗うに際しては、上掲のように「自殺しつつ復讐する」といった無理心中のようなやり方しか取りようがないのかもしれません。
ここに書いたものを読み返して、自分でも暗澹たる気持ちになってしまいますが……。