:hyuki: リマインダーをどのように活用するか
triggerという名前の自作リマインド学習ツールを使っています。iPhoneで本を読んだときに、大事なことが書かれていたり、繰り返し考えたいことが書かれていたら、スクリーンショットを撮ってtriggerに保存しておきます。triggerは定期的に過去のスクリーンショットからランダムにピックアップして私にメールで送ってきます。要するに、ランダムなリマインダーですね。
この仕組みはかなり気にいっています。実際ここに収めた項目については、自分の中にかなり定着した知識となっているように思います。
物事は一回で覚えられるものではなく、たとえ一回で理解したとしても、時間をおいて、何度も触れることがとても大事なのだなと改めて思います。
triggerはスクリーンショットを蓄えるプールが1つしかなくて、その中からランダムに選んで3時間に一回メールを送ってくれます。
これはtriggerのアイディアを得たときに、速攻で作ったシステムですから、かなりこれで賄えてはいるのですけれど、そろそろ改良したくなってきました。
Triggerを改良したほうがいいのか、別のシステムにしたほうがいいのかは分かりませんけれど、要するに、複数のプールを用意して、種類別あるいは頻度別に自分にリマインドを送るという改良です。
実はそれに近いことは現在もやっていて、iPhoneのリマインダーやMacBookのフォーチュンなどで自分に細かく様々なメッセージを送るようにしています。
毎日一回聖書の言葉を自分にリマインドしたり、2週間に一回長めの暗記したい内容をリマインドしたり。
必ずしも知的な学習だけではなくて、生活上の考え方や、心がけたいことや、あるいはもう少し抽象度が高いこれからのことなど。
そういったことは、もしも能力が高ければ自分の頭の中だけでできるのかもしれません。つまり、適切なタイミングで適切なことを思い出したり気づいたりするということです。
でも現実問題としては、適切なタイミングで適切なことを思い出すのはとても難しいです。少なくとも私にとっては難しいことです。ですから、IT機器の助けを借りて、外部記憶装置に自分にリマインドすべき内容をプールしておき、ランダムという平均化手法を用いて自分に送ろうというのです。
これはとてもシンプルと言えば、シンプルなもので、しかも現在手元にある技術でほとんどできてしまいます。プログラミングの知識も全くいりません。そもそもリマインダーがそのためにあるわけですから。要するに、手元の道具の使い方次第なのですね。
自分に対して適切なことをリマインドするのは単純な話ですけれど、効果はとても大きいと思います。
でもこれは、何かをセットしておけば完了というものではありません。頻度を見直したり、内容を適切に入れ替えたりする必要がありますし、何より、送られてきたリマインダーを自分が丁寧に受け止める素直な態度が必要になります。
システムを作るのが重要なのではなくて、運用が重要といえます。
過去の自分から送られてきたメッセージをどのように取り扱うか。未来の自分へどのようなメッセージを送るか。それが問われるのです。
朝の散歩をしながら、そんなことを考えていました。