『F-ZERO』(エフゼロ)は、1990年11月21日に任天堂が発売したスーパーファミコン用レースゲーム。F-ZEROシリーズの第一作目。
概要
26世紀の未来を舞台にしたレースゲームで、『スーパーマリオワールド』と並ぶスーパーファミコンのローンチタイトルの1つ。これまでの家庭用ゲーム機にはなかった同機の回転・拡大・縮小表示機能を全面的に活用することにより、従来のラスタースクロールによる表現では不可能だった微妙なライン取りやショートカット、逆走など、戦略性と自由度の高いレースを実現した。様々なテクニックを駆使してコンマ01秒のタイム向上を図るタイムアタックの概念を定着させたゲームとされ、各ゲーム誌で特集された。タイトルの「F-ZERO」は、F1の未来の姿をイメージしたものである。
ゲームモードはグランプリとプラクティスの2つ。プラクティスでは全15コースの内、7コースを走行できる。難易度設定は、BEGINNER・STANDARD・EXPERTの三段階だが、条件を満たせばMASTERが追加される。
バーチャルコンソールは2006年12月2日よりWii向けに、2013年4月27日よりWii U向けに、2016年3月4日よりNewニンテンドー3DS向けに配信が開始された。また、2017年10月5日に発売されたスーパーファミコンの復刻版『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』、2019年9月6日配信開始の『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』(Nintendo Switchのオンラインサービス特典ソフト)に本作が収録されている。
ゲーム内容
選択できるマシンとキャラクターは以下の4種類。各マシン・キャラクターの詳細についてはF-ZEROの登場人物#初代より登場を参照。
キャプテン・ファルコン/ブルーファルコン
ドクター・スチュワート/ゴールデンフォックス
ピコ/ワイルドグース
サムライ・ゴロー/ファイアスティングレイ
グランプリは1リーグ5コースで各5周回のレース。
グランプリでは、1周目は15位以内、2周目は10位以内、3周目は7位以内…