欠落について伸びることを許されなかったうろの黒い叫び塞がることのない穴に落ち込んだ無数の「たら」「れば」うろは木の成長とともに大きくなり空へ近づく何かが生まれる時そこにはいつも恥ずべき欠落がある正しく修飾された汚点はまだ切り取られていない概念の始まりそれを悲しさと見るちっぽけな虚栄心だらけきった感受性見ろと言わんばかりに空に開かれたあのうろ